下垂体機能低下症という病気

あもだです。こんばんは。

筋トレブログとして方向性が定まった、あもだろぐですが、ここで、ちょっと違った趣向を加えてみたいと思います。それは、私の患っている病気、下垂体機能低下症についての記事です。まあ、筋トレは健康を保つのが一番、健康といえば相反する病気があって、病気っていったら持病を語らなくちゃというロジックですｗ　決してネタが尽きるのを防ぐためではないので念のためｗｗｗ

下垂体機能低下症とは

脳の中に下垂体という器官があります。下垂体は体内の各器官に、ホルモンを出すよう指示を出す指令所みたいところです。下垂体機能低下性は、この下垂体の機能が低下し、ホルモンを出すように命令する指示がうまくでない、という病気です。体内の各組織のホルモンを出す機能自体は正常にも関わらず、この下垂体からの指示が届かないためにホルモンが出なくなるという症状が出ます。
先天性、後天性の2パターンがあり、私の場合は先天性です。先天的に下垂体から出る副腎皮質刺激ホルモン（副腎にホルモンを出すように命令する指示）が出ず、結果的に副腎がうまく機能してない状態になっています。（副腎は腎臓の上にくっついている小さな器官）
この病気の厄介なところは、下垂体から出る指示が多種多様に及んでいることです。私の場合は、副腎皮質刺激ホルモンといくつかのホルモンが出ないという状況なのですが、人によって、どんな指示が出なくなるのかわかりません。パターンが様々にあるのです。また、現在の医学では治る病気ではありません。

どんな症状が出るの

上でも書いたように、人によって症状が様々です。なので、私の場合について書いていきます。私の場合は、本来下垂体から出るはずの指示、副腎皮質刺激ホルモン（ACTH）と性腺刺激ホルモン（ゴナドトロピン）が出ていません。そのため、それぞれのホルモンが出ていればきちんと機能するはずの部分が、機能していない状況です。

副腎皮質刺激ホルモン（ACTH）

腎臓の上についている副腎から出るはずの、副腎皮質ホルモンが出ていません。筋トレ界隈では有名な、コルチゾールなどがこれに当たります。コルチゾールはストレスの緩和が主な役割です。怪我やヤケドなどのストレスであったり、疲労によるストレスであったり、ストレスを感じると分泌されるホルモンで、これが低下すると体温が極端に下がり食欲が低下し吐き気をもよおします。ようは、ショック状態になり何もできなくなります。二度と経験したくありませんが、何度か経験したことがあります。死んだほうがマシなのでは？と思うほどの体調の悪さです。歩くことはおろか、座っていることも喋ることも困難です。

性腺刺激ホルモン（ゴナドトロビン）

いわゆる男性ホルモン（テストステロン）や女性ホルモン（エストロゲン）を出すように命令する指示。これが出ないと、二次性徴が現れません。ということは、もちろん、生殖機能も確立されません。筋トレ的にはこちらは大問題です。テストステロンがでないんです。ということは、筋肉がつかないんです。困ったものですよ、ホント。あと、真面目な話、子供ができないのは辛いです。なんとかならんもんかね。

治療はどうやっていくの

両方とも投薬治療を実施しています。副腎皮質刺激ホルモンに関しては、経口による投薬、性腺刺激ホルモンに関しては自己注射による投薬になります。というわけで、どちらもホルモン補充療法という形で治療しているため、普通の人と同じような生活ができています。

ぶっちゃけた話、週3回、筋肉増強剤を打っているようなもんです。普通の健康な人がやったらエライことになると思いますが、そもそものホルモンが出ていない私がやっているんだから問題ないんです。それも、テストステロンそのものを注射しているのではなく、テストステロンを分泌させるためのゴナドトロビンを注射しているので、プロセスとしてはより自然に近くなっています。筋トレという観点で考えれば、テストステロン値は注射のおかげで正常値なんです。

問題は、もう一方の女性ホルモンなんですよ。生殖機能を機能させるためには、女性ホルモンの中でも黄体形成ホルモン（LH）というのと卵胞刺激ホルモン（FSH）というのを分泌させる必要があるのですが、私の場合、黄体形成ホルモンが上がってこないんですね。そのため、現在、無精子症という症状が出ています。早い話、種無しなんです。もちろん、治療のために注射を打っているんですが、なかなかうまくいきません。こればかりは自分で何かできる部分ではないので、歯がゆいところです。

という感じで、下垂体機能低下症とはどんなものなのか、その中で私の現状はどんなものなのかということを書いてきました。今まで、34年間、同じ症状の方と会ったことがありません。そのため、他の人がどういう症状で苦しんでいて、どういう治療を受けているのかといった情報が全くありません。そういう意味では、私以外の方も私と同じ状態で困っていると思うのです。というわけで、そういった方への情報提供という観点で今回の記事を書いてみました。決して、ネタが尽きるのを防ぐためではないのですよｗ　今後も、これまでどういう経緯を辿ってきたのかとか、治療の現状などを書いていければなと思います。

ではでは。